バードランドの子守唄

小鳥がさえずるように発声が美しい難曲

 ニューヨークに実在したジャズクラブ『バードランド』にちなんで作られた曲です。「鳥の国の子守歌がささやきかける。甘いキスをしに鳥の国へ飛んでいこう」。バードにちなんで、小鳥たちが子守唄のように愛をさえずり合う歌詞がつけられています。

 小鳥のさえずりを感じさせるためか、歌詞には言葉遊びのようなキーワードが散りばめられています。韻をたくさん踏んでいて、唇の動きが忙しい発音が続きます。メロディーラインが滑らかなので、歌詞を滑らかに正確に乗せていくのが、とても難しい。さすが名高いジャズクラブに捧げられた歌だけあって、洗練を感じます。一生練習を積んでいきたい名曲です。

※1952年、詞B・Y・フォスター、曲ジョージ・シアリング

※参考文献:『スイングジャーナルS62.1』、『はじめての女性ジャズ・ボーカル/富塚章 著』